宮城県(牛タン県)の県名とその他の地名の由来

宮城県

宮城県という県名の由来には屯倉という言葉がなまったという説のほか、その地域にある神社や城にちなんでいるという説もあります。

 

この辺りは奈良時代から国府が置かれていた場所で、『和名抄』では「美也木」と書かれています。大化改新以前に朝廷の直轄領を指した「屯倉(みやけ)」からきたという解釈もあり、それがいつの間にかなまって「みやき」になったと言われています。

 

また、この地域に塩竈(しおがま)神社や志波彦神社(宮)があり、多賀城(城)が置かれていたことから、「宮城」という地名が生まれたとも言われています。

 

仙台

仙台という地名の由来は「仙臺初見五城樓」に由来しており、伊達政宗が漢詩の一節から命名したと言われています。

 

杜の都・仙台というと今では東北地方を代表する大都市です。そしてその都市の地名を名づけたのは仙台藩の藩祖となった伊達政宗だそうです。

 

伊達氏の前の領主、国分氏は築城の際、そばに千体仏があったことから城を千体城と呼びました。それが転じて「千代」となったのですが、政宗が千代城に拠点を移した際、仙臺(仙台)と称しました。

 

これは中国の詩人の漢詩の中の、「仙臺初見五城樓」という一節からとったもので、「仙人のいる尊い場所」を意味しています。

 

文武両道だったと言われる伊達政宗は様々な政争を乗り越え、仙台発展の礎を築いたのです。

 

覆盆子原

字面を見ると読みにくくかなり難解な地名に見えますが、その読み方はイチゴと読み、『枕草子』にも出てくる果実です。

 

宮城県の丸森町にある「覆盆子原」。字だけを見ると「ふくぼんしはら」と読んでしまいそうですが、実はこのように書いて「いちごはら」と読みます。そう聞くと何かイチゴと関係している土地なのかと思われますが、実際には残念ながら「覆盆子原」の地がイチゴとどう関わりがあるのかは今現在もよく分かっていません。

 

「覆盆子」とは、『枕草子』に出てくるキイチゴのことで、実が取れたあとのくぼみをひっくり返すと盆に見えたことに由来していると言われています。また、漢方で使われるイチゴ科の果実は、眼精疲労や肌をきめ細かにする強壮剤になるそう。そのため、「覆盆子」は「イチゴ」と呼ばれるようになったと思われます。